REFLECTION
『REFLECTION』~18thアルバム~
僕らとしては、全部聴いて欲しいんです。なので本当は一般ウケするだろう曲だけど、敢えて {Drip} には入れず {Naked} だけに入れてます、なんていう、ちょっとした意地悪もしてます(笑)
『fantasy』~日常の中のファンタジーへと~
BMW「アクティブ ツアラー」CMソングとして放映、憂いを帯びたメロディとドラマティックなサウンドや言葉が絡み合った、彼らならではといえるポップ・チューン。なかでも“猟奇殺人”“撃ち殺して逃げた”など、物騒な言葉が並ぶ歌詞は印象的。
『FIGHT CLUB』~共に今を生き抜こうか my friend~
ブラッド・ピット主演の映画『ファイト・クラブ』をモチーフにした疾走感のあるロック・チューン。映画が公開された99年を舞台に、“仮想敵”と戦っていた当時の心境を振り返るような歌詞が印象的。伸びやかなサビのメロディが印象的。
『斜陽』~今尚 雲一つなく澄み渡る~
行進曲のようなスネアのビートやストリングスを用いて、追い詰められていくような緊迫感のあるサウンドを作り上げたアップ・チューン。どこか民俗音楽を思わせるメロディに乗せ、分厚いコーラスとともに伸びやかな歌声を響かせる。
『Melody』~バラ色に染めてくハーモニー~
心躍るメロディながらもどこか胸をチクッと刺す痛みを感じるのが、ミスチル流ポップスの真骨頂。見慣れた風景も気持ち次第で輝いて見えるはずと語りかけるラヴリーなナンバーだ。高らかな歌唱も微笑ましい。ブラスなどをふんだんに取り入れた華やかなサウンドに負けぬ、どこまでも美しいメロディが最大の魅力で、その旋律は世界を“バラ色”に変えていくよう。
『蜘蛛の糸』~君という無二の糸を~
「抱きしめたい」「CANDY」などをはじめ、彼らの魅力のひとつといえる、ピアノを中心とした美しいバラード。“恋の終わりの虚しさ”を考えながら、君へと向かう“蜘蛛の糸”に巻き込まれていく心情を歌った歌詞も真っ直ぐに心に響く。
『I Can Make It』~醜いアヒルが白鳥に変わる~
{Drip} には収録されなかったが、ファンクラブツアーで披露したのち、『Mr.Children TOUR 2015 REFLECTION』『Mr.Children Stadium Tour 2015 未完』のどちらでも演奏された。
『ROLLIN' ROLLING 〜一見は百聞に如かず』~お前の目で見ろ!!~
ロック調の風刺曲。サブタイトルは諺の“百聞は一見に如かず”をひっくり返している。本アルバムでライブで演奏されていないのは本楽曲と「街の風景」のみである。
『放たれる』~心は空に今そっと放たれる~
初出は配信限定シングルとして発表された、映画『青天の霹靂』主題歌。はかなさと哀切がにじみながらも、ゆるやかに痛みを和らげるようなセンチメンタルなメロディが出色。朝顔の蔓を幸せを求めて紆余曲折した人生になぞらえた、ミスチル流人生賛歌だ。
『足音 ~Be Strong』~また一歩 次の一歩~
35thシングルは、初のセルフ・プロデュース。アレンジやメッセージは名曲「終わりなき旅」を思わせるもので、戸惑い迷っても君が踏み鳴らしてる足音は誰かがきっと聞いていると歌う、前へ進む勇気を与えるメッセージ・ソングだ。強くも優しい旋律が心を打つ。
『忘れ得ぬ人』~何してたって 頭のどこかで~
ピアノやストリングスを取り入れたサウンドをバックに、“忘れ得ぬ人”への想いをストレートに歌い上げた感動的なラヴ・バラード。ファルセットを多用した美しいメロディの魅力を最大限に引き出す計算されつくしたアレンジはもちろん、桜井が圧倒的な表現力を見せ付けている。
『You make me happy』~きみといるこの時間が好き~
時間が経って震災の傷が少し癒えた時に、自分から生まれてくるものが自然とマニアックなものだったんですよね。Mr.Children的じゃないとは思えないけど、でもシングル的なものが最初は浮かんでこなくて。
『Jewelry』~イノセントなまま美しく輝いていたいの~
沈むような 気持ちがある/日々の中に滲み出た/泥水に浸かって/でもどうか/あの人へと向かう想い/イノセントなまま誇らしく輝いていたいの
『REM』~夢のない夢なら見たくはない 要らない 要らない~
配信シングルとして発表された映画『リアル~完全なる首長竜の日~』主題歌。エッジの立ったギターのイントロから、彼らのロック/パンクな一面が全開。桜井のヴォーカルもこれまでにないほど攻撃的で、怒りにも似た感情を爆発させている。