B-SIDE
『B-SIDE』~14thアルバム~
僕自身、カップリングの中に好きな曲がいっぱいあるから、それもこの機会にちゃんと聴いてほしい。『HOME』を聴いてくれた人にはすんなり受け入れてもらえるようなアルバムだと思う。
『君の事以外は何も考えられない』~いつもそばにいてよ~
92年発表の2ndシングル「抱きしめたい」のカップリング曲。デビュー前からライヴで演奏されていたナンバーで、桜井の初々しい歌声が新鮮だ。グロッケンの音色が可愛らしいキャッチーなラヴ・ソングを、ケルティックな間奏で引き締めている。
『my confidence song』~さあ どこまでも流れていくよ~
「イノセント・ワールド」のカップリング曲。シンプルなアコースティック・ギターをバックに歌う、痛快なプロテスト・ソングだ。デビュー2年目にして、現在のミスチルの世界観はすでに完成していたといえる。「innocent world」と同様に当時の日本に対する風刺・皮肉とも取れる内容で歌われている。
『雨のち晴れ Remix version』~もういいや もういいや~
95年発表の8thシングル「es~Theme of es~」のカップリング曲で、4thアルバム『Atomic Heart』にも収録されていたナンバーをリミックス。遊び心と毒気をたっぷり含んだ10分弱の大作となっている。
『フラジャイル』~ドラえもんが欲しいな~
「シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~」のカップリング曲。刃のように鋭い言葉と教会でライヴ録音された荒削りな演奏がベスト・マッチ。ファンキーなサックスとソウルフルな女性コーラスが、刹那的な雰囲気を盛り上げている。
『また会えるかな』~社交辞令であっても真に受けたいな~
大ヒット・シングル「名もなき詩」のカップリングとしてリリースされた、小品ながらも味わい深い“隠れ名曲”のひとつ。恋がはじまるドキドキ感を、シニカルな視点でユニークに描いている。
『Love is Blindness』~君以外は欲しくない~
96年発表の12thシングル「マシンガンをぶっ放せ-Mr.Children Bootleg-」収録曲。余分な音を一切削ぎ落とした演奏をバックに、退廃的な歌詞がより重く響く。ミスチルのダーク・サイドを代表するナンバーといえる。
『旅人』~どうせ駄目ならやってみよう~
96年発表の12thシングル「マシンガンをぶっ放せ-Mr.Children Bootleg-」に収録。風刺の効いた歌詞とは裏腹に、明るく突き抜けたメロディが胸に突き刺さる。ミスチルの隠れ名曲的なナンバー。
『デルモ』~ちょっぴり涙 モデル~
97年発表の13thシングル「Everything(It's you)」のカップリング曲。ジャミロクワイを意識したという緩いグルーヴは、ミスチルとしては異色のサウンドだ。“デルモ”と“おりも(政夫)”をかけた脱力のオチが、意表を突いている。
『独り言』~君にだけに聞こえりゃいいんだよ~
16thシングル「光の射す方へ」に収録された、アコギとブルース・ハープのシンプルな弾き語りナンバー。桜井のフォーキーな歌唱と“独り言”のコーラスが、ボブ・ディランの「ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア」を彷彿とさせる。
『Heavenly kiss』~長過ぎず優しすぎぬ Kiss~
2000年発表の18thシングル「口笛」のカップリング曲で、倦怠期のカップルを優しい視点で描いたナンバー。エフェクトを効かせたギター、エレピやホーンなどをちりばめたAOR風のサウンドが、成熟した雰囲気を醸し出している。
『ニシエヒガシエ EAST Remix』~抗鬱剤をちょうだい~
どんなに気に入ってる曲でも、一度や二度は飽きちゃう時期がくるもんなんですよ。これはもう、人間って飽きる生き物なんでね、しょうがない(苦笑)
『1999年、夏、沖縄』~世界一の酒を飲み交わしたのです~
2000年発表の19thシングル「NOT FOUND」のカップリング曲。何よりもまず言葉数の多さに圧倒される、ミスチル流の新世代フォーク・ソング。浜田省吾から影響を受けたという世界観と吉田拓郎調のメロディにリスペクトを感じる。
『花』~心の中に永遠なる花を咲かそう~
2001年発表の20thシングル「優しい歌」のカップリング曲。11thシングルとして96年にリリースされた曲を、アレンジを一新してアルバム『B-SIDE』に新録。アコースティック・ピアノを基調としたポジティヴなサウンドに生まれ変わった。
『さよなら2001年』~今年こそはきっと世界にたくさんのいいことがありますように~
シングル「君が好き」のカップリングに収録されたアルバム未収録曲。世界がもう少しだけ幸せな明日になれるようにと、平和への思いをストレートに綴ったメッセージ・ソング。
『I’m sorry』~土下座でもなんでもするから~
23枚目のシングル「Any」のカップリング曲で、アルバム未収録の貴重なナンバー。ケンカ別れをしてしまった恋人に、ありったけの誠意をこめて謝り、許しを乞うといった、ちょっと情けなくもユニークなラヴ・ソング。