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『HOME』ジャケット
『HOME』~13thアルバム~

誰かにとってこのアルバムの中の曲がいい歌であればそれでいい。優しくて切ない、そして楽しく温かい楽曲が詰まった人間味あふれる作品に仕上がっている。何気ない幸せを感じることができる一枚だ。"クオリティが高い"とはこういう作品のことを言うのだ、と思う傑作。ミスチルの新しいピークはここからはじまる。

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『叫び 祈り』~そして目覚めへ~

アーシーなアフリカン・ビートに導かれて幕を開ける、アルバム『HOME』のインストゥルメンタルの序曲。宙を切り裂くような鋭いギターの音色と大地から響く魂の叫びが交差する。

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『Wake me up!』~産まれては消える命の意味を~

アルバム『HOME』のオープニングにふさわしいアップ・テンポのポップ・チューン。“鏡の中の湿っぽい自分”に畳み掛ける叱咤激励の言葉に、ゴージャスなホーンが辛味を添える。「wake me up」のリフに重なるSalyuのコーラスもソウルフル。

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『彩り』~ そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える~

凛としたピアノの音色が胸に響くミディアム・バラード。繰り返される平凡で単調な日常の大切さを綴った歌詞は、ティーンエイジャーのみならず、団塊の世代からも共感を呼びそうだ。オリンパスCMソング。

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『箒星』~目を瞑っても消えない光 君の心に見付けた~

爽快な疾走感とシンプルなギター・リフを軸とした、生々しくもポップなロック・チューン。何かとしんどい世の中だけど、「箒星」みたいな希望の光を見つけよう、とメッセージする歌詞や、ナチュラルに心が開いていくようなメロディが素晴らしい。

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『Another Story』~君と生きる毎日がなんだかんだ言って嬉しい~

大切な人とのすれ違いは、きっと誰でも経験したことがあるはず。切ないメロディに乗せて、わがままも反省もひっくるめた素直な気持ちを歌う、もうひとつの物語。ハッピーエンドに向かいそうな結末を、間奏のサックスが盛り上げる。

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『PIANO MAN』~無限大にある きっと可能性は果てしない~

“猫背気味の現実” “郵便ポストに投げ込まれた数多の誘惑” など、自虐的な主人公が吐き出す台詞の数々に、ミスチルをミスチルたらしめた桜井和寿の言葉が冴える。スウィングを取り入れたジャズ・バンド風のアレンジが新鮮だ。

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『もっと』~君に笑顔を降らすから きっと きっと きっと~

フルートの優しい音色で始まるミディアム・バラード。ゆったりとした曲調で大きな愛を歌いながら、「世界は誰にでも門を開いて待っている」「平等の名の下に請求書と一緒に」とさりげなく風刺を挟んでいるところは、さすがミスチル節。

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『やわらかい風』~君と過ごした時間があるから 僕は恵まれてるって言える~

優雅なストリングスに乗せて、別れた恋人に優しく語りかけるようにほろ苦い思い出を歌うミディアム・ナンバー。丸い音色のホーンが、セピア色の記憶に淡い色をつけていく。歌詞に攻撃的な言葉がまったくないのが、逆に印象的だ。

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『フェイク』~ それすら...~

ミスチルのアグレッシヴな面が全開のダンサブル・ロックで、歌詞にも刺激的な言葉が並んでいる。本物と嘘が入り混じる世の中を、鋭く切り取ったポップ・ナンバーだ。前作「しるし」とは対極に位置する楽曲に、トップ・アーティストの貫禄が感じられる。

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『ポケット カスタネット』~つないだ手が語りかける 声になる前の優しい言葉~

リズムのパートがアルバム『HOME』収録の「叫び 祈り」と一対になったナンバー。ほぼア・カペラの前半は、天から降り注ぐ陽射しのようなSalyuのコーラスが賛美歌のよう。後半でブレイクビーツへと鮮やかに変化するサウンド構成は、アルバムの要だ。

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『SUNRISE』~自分の世界に閉じこもった 冴えない気分から抜け出して~

ピアノとギターを主軸にしたミッド・ロック・チューン。“日の出”というタイトルどおり、静かなメロディと力強い言葉で、不安と迷いに悩む心を照らしていく。厭世的な視点からでも小さな光を見出そうとする、ミスチルらしい一曲。

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『しるし』~共に生きれない日が来たって どうせ愛してしまうと思うんだ~

「箒星」に続くシングルは、優しく立ち上がったメロディは、徐々にスケール感を増していき、最終的には美しく壮大な感動へと聴く者を導く。強烈なインパクトよりも大事なものを見つけた大人たちによる素晴らしいポップ・ミュージックだ。桜井和寿の奥深いソングライティングには驚かされる。ドラマ『14才の母』の主題歌。

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『通り雨』~キラキラ輝くといいのに~

人生に何度となく訪れる停滞期を通り雨に喩えた、ユーモラスなナンバー。モータウン調のリズムにオルガン、キラキラした音色のグロッケン、王道アレンジのホーンなど、盛りだくさんのサウンドでアルバム『HOME』の終盤を盛り上げる。

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『あんまり覚えてないや』~ちゃんと覚えてるんだ~

『HOME』というタイトルにふさわしい、じんわりとした幸せが漂うアルバムのクローザー。ピアノとアコースティック・ギターをバックに、家族の営みの大切さを歌う。合間に流れてくるアコーディオンの音色にホロリ。

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