2011年に行なわれ全国で27万人を動員したMr.Childrenのアリーナ・ツアー“SENSE”から、さいたまスーパーアリーナ公演の模様を収録。最新のテクノロジーと古き良き手法を融合させた、圧倒的なパフォーマンスを披露している。

概要

発売日2011年11月23日
収録日2011年5月8日
会場京セラドーム大阪
収録時間 154分
形式 DVD、Blu-ray Disc

収録内容

深海 TOUR 2011 “SENSE”
深海
ロザリータ TOUR 2011 “SENSE”
ロザリータ
ポケットカスタネット TOUR 2011 “SENSE”
ポケットカスタネット
Forever TOUR 2011 “SENSE”
Forever
かぞえうた TOUR 2011 “SENSE”
かぞえうた

見どころ

セットリストに隠されたメッセージ

西洋の古典的な劇場をイメージさせる会場に、舞台上の真っ赤なオペラカーテンが印象的です。幕が上がり、最初に演奏されたのは『NOT FOUND』(曲名の意味は“見つからない”)。 『SENSE』収録曲でも、比較的新しい曲というわけでもないこの曲がなぜ最初に演奏されたのか。その理由はフィナーレに注目してみるとわかってきます。

最後に演奏されたのは『かぞえうた』ですが、ツアーの幕引きという役割はアルバム同様に『Forever』が担いました。アウトロが消えると、ツアータイトル「Mr.Children Tour 2011 SENSE」の文字が舞台の後ろに大きく映し出されます。この『Forever』の最後の歌詞に注目してみると、「僕らの周りにいくつもの 愛がいつもあったよ」なんです。

この2曲は“見つからない”から“あったよ”に変わるというストーリーで繋がっていました!他にも歌詞に“愛”が入っている曲が多かったりと、セットリストの中にツアーテーマが隠されてるのでそういった観点で見てみるのも面白いです。

NOT FOUND TOUR 2011 “SENSE”
NOT FOUND

仮面をつけた少年

オープニング映像では仮面で顔を隠した10才くらいの少年が登場します。人気のない場所でひとり寂しげにルービックキューブを組み立てています。『 I 』でもサーカス、操り人形、メリーゴーランド、ピエロといった映像とともに出てきますが表情はわかりません。彼の記憶でしょうか?

その後、『ポケットカスタネット』では傘を差した3,4才の男の子や扉が開かれる描写があり、少し展開があります。詳細には描かれていませんが、何か不幸な出来事(火事?)が彼を襲ったようです。そのせいでふさぎ込むように表情が出せなくなってしまったのかもしれません。ルービックキューブは幼い頃に貰った思い出のおもちゃで、偶然残ったそれがきっかけで記憶の扉を開いたように思えました。

『Forever』では時計の針が反対に回転し、時間の流れが巻き戻っていく表現になっています。そしてついに仮面が外れるときが… 。 歌詞と重なって感動的です。アニメーションも凝ってるのでぜひご覧になってください。

オープニング

シーラカンス~深海

前半にはアルバム『深海』から5曲も披露されました。DISC1はSENSEツアーというより深海ツアーですね。『深海』をアルバム順に全曲演奏した『regress or progress '96-'97 tour final IN TOKYO DOME』が思い出されます。『SENSE』と『深海』はどちらもジャケットが海だったりとシンパシーが感じます。

『名もなき詩』『花 -Mémento-Mori-』以外の曲はなかなかライブで演奏されておらず、特に『Dive』『シーラカンス』『深海』は『Mr.Children CONCERT TOUR POPSAURUS 2001』以来、約10年ぶりでファンを喜ばせました。しかも、連続で演奏されるのは初めてでもう二度と無いかもしれないです。それと『【es】~ Theme of es ~』のライブ映像はなんと初DVD化!これ以降、最新の『半世紀のエントランス』まで演奏されていないのでかなりレアです。

【es】 〜Theme of es〜 TOUR 2011 “SENSE”
【es】~ Theme of es ~

LIVE映像

花 -Mémento-Mori-

I

ロックンロールは生きている

擬態