NHKドラマ『バッテリー』主題歌のミディアム・チューン。少年とは“僕の中の少年”のことで、直情的でピュアな“君”への思いと冷静で客観的な大人の視点との狭間に揺れる心情を、巧みなヴォーカル・ワークで描写している。繊細なメロディ・ラインが秀逸。

少年 [5:38]

アルバムSUPERMARKET FANTASY
発売日2008年12月10日
曲順5/14
作詞・作曲桜井和寿
編曲小林武史&Mr.Children
桜井和寿

『扉をノックする』っていうことを鍵に、思春期の子を持つ親の気持ちと、自分の中にある少年性っていうものを繋げていきながら歌詞を書きました。

感想・コメント

FATHER&
MOTHER

部活の最後の大会終わった後みたいな雰囲気。残暑のような儚さと熱さを兼ね備えた歌。

FATHER&
MOTHER

「自分の中にある少年」っていうか、すべての人にとっての衝動みたいなものを表してるって感じた。

FATHER&
MOTHER

震災の後、この曲をリピートしてました。桜井さんがすべて受け止めるよと、悲しみとか全部この曲にぶちまけました。

一番

イントロ(14sec)

Aメロ

足音を忍ばせ
君の扉の前に立ち
中から漏れる声に
耳を澄ましたら
驚かさないように
そっとノックをしなくちゃな

Mr.Children/少年 作詞:桜井和寿

Bメロ

ねぇそこにいるんだろう?
もう入ってもいいかなぁ?
君のその内側へと
僕は手を伸ばしているよ

Mr.Children/少年 作詞:桜井和寿

サビ

日焼けしたみたいに
心に焼き付いて
君の姿をした跡になった

ひまわりが枯れたって
熱りがとれなくて
まだ消えずにいるよ

瞼の内側で
君を抱きしめると
心臓の鼓動が
僕に襲い掛かってくる

そいつをなだめて
優しく手なずけるまで
まだ時間がかかりそうなんだ

Mr.Children/少年 作詞:桜井和寿
少年 Tour 2009 ~終末のコンフィデンスソングス~
Tour 2009 ~終末のコンフィデンスソングス~

二番

桜井和寿

一番最初マンガの「バツ&テリー」の主題歌かぁ...って思ってたんですよ。資料として漫画買ってきてくれる?ってスタッフに頼んでたという(苦笑)

Aメロ

できるだけリアルに
君を描写したいと思う
そのための時間を
僕にくれないかなぁ?
どんな名画よりも美しく描くから

Mr.Children/少年 作詞:桜井和寿

Bメロ

じっとしてなくてもいいんだよ
笑ってなくてもいいんだよ
ただ君のまんまで
こっちを向いてておくれよ

Mr.Children/少年 作詞:桜井和寿

サビ

「幸せ」はいつだって
抱きしめたとたんに
ピントがぼやけてしまうから

そうなる少し前で
しっかり見続けよう
なんて、できるのかなぁ?

僕の中の少年は無防備な笑顔で
自転車を飛ばして
君に会いたいと急ぐ

甘えもわがままも
すべてをさらけ出してくれていいよ
僕がちゃんと受け止めるよ

Mr.Children/少年 作詞:桜井和寿

<間奏>(36sec)

少年 Tour 2009 ~終末のコンフィデンスソングス~
Tour 2009 ~終末のコンフィデンスソングス~

三番

桜井和寿

ま、そんなことがありつつ(笑)、あらためて『バッテリー』の原作を読み、映画も観させていただき、無事に「少年」が完成したわけです。

Cメロ

君のその内側へと
僕は手を伸ばしているよ

Mr.Children/少年 作詞:桜井和寿

大サビ

日焼けしたみたいに
心に焼き付いた 
君の姿をした跡になった

蝉が死んでいったって
熱りがとれなくて
まだ消えずにいるよ

僕の中の少年は汗まみれになって
自転車を飛ばして
君に会いたいと急ぐ

迷いも悲しみも
すべてをぶちまけてくれたっていいよ
僕が全部受け止めるよ

Mr.Children/少年 作詞:桜井和寿

アウトロ(39sec)

LIVE映像作品

NEXT

『旅立ちの唄』~はじまりを祝い歌う最後の唄~

NTT東日本CMソングとなった31枚目のシングル。美しいメロディに包まれた力強いヴォーカルが背中をそっと押してくれるミディアム・バラードだ。傍にいることだけが人間同士の繋がりではない。言葉はなくとも、相手を心で見つめるこ […]

Read more