価値観や考え方の違いで理解し合えないこともあるけれど、許し合う良さも持っていると語るコンシャスなナンバー。国際理解という民族の課題を、口をすべらせて怒らせたという日常的なことに言い換え、人懐っこい歌唱で描写した構成が素晴らしい。
口がすべって [4:13]
アルバム | SUPERMARKET FANTASY |
発売日 | 2008年12月10日 |
曲順 | 7/14 |
作詞・作曲 | 桜井和寿 |
編曲 | 小林武史&Mr.Children |

最初と最後に入ってる声は小林さんのアイデアです。

「口がすべって」だから唇がすべるような感じのイメージを入れてます。
感想・コメント

MOTHER
男女の喧嘩→世界の戦争→ラストで双方が対話で許し合い平和となる。哲学のような詞ですね!

MOTHER
好きな歌!自分自身を許し癒やそうと思えました!

MOTHER
小栗旬がテレビでこの曲が好きって言ってたな
一番

最近、ニュースを見てるともうどんな風に考えたらいいのか、自分がどういう風に行動したらいいのか分からないような理不尽な事件がたくさん飛び込んできて。今年は戦後70年ということで、少しだけ平和について考えながらこの曲をお届けしたいと思います。
イントロ(8sec)
Aメロ
口がすべって
Mr.Children/口がすべって 作詞:桜井和寿
君を怒らせた
でも間違ってないから
謝りたくなかった
分かってる
Mr.Children/口がすべって 作詞:桜井和寿
それが悪いとこ
それが僕の悪いとこ
Aメロ
「ゆずれぬものが僕にもある」
Mr.Children/口がすべって 作詞:桜井和寿
だなんて
だれも奪いに来ないのに
鍵かけて守ってる
分かってる
Mr.Children/口がすべって 作詞:桜井和寿
本当は弱いことを
それを認められないことも
サビ
思い通りに動かない
Mr.Children/口がすべって 作詞:桜井和寿
君という物体を
なだめすかして甘い言葉かけて
持ち上げていく
もう一人の僕がその姿を見て
Mr.Children/口がすべって 作詞:桜井和寿
嘆いてるんだよ
育んできたのは
「優しさ」だけじゃないから。。。

二番

リスナーとして生活している時に人の音楽を聴いて『うわ、なんだ退屈な音楽だな』って思っちゃったりすることも確実にあるから。そこに対しての反面教師じゃないけど、もうちょっとやり方あるかなとか思いながらやってますけど。
Aメロ
争い続ける
Mr.Children/口がすべって 作詞:桜井和寿
血が流れている
民族をめぐる紛争を
新聞は報じてる
分かってる
Mr.Children/口がすべって 作詞:桜井和寿
「難しいですね」で
片付くほど簡単じゃないことも
サビ
誰もがみんな大事なものを
Mr.Children/口がすべって 作詞:桜井和寿
抱きしめてる
人それぞれの
価値観 幸せ 生き方がある
「他人の気持ちになって考えろ」と
Mr.Children/口がすべって 作詞:桜井和寿
言われてはきたけど
想像を超えて
心は理解しがたいもの

三番

『深海』や『BOLERO』の頃には絶対に書けない歌詞です。
Cメロ
流れ星が消える
Mr.Children/口がすべって 作詞:桜井和寿
瞬く間に消える
今度同じチャンスがきたら
自分以外の誰かのために
願い事をしよう
大サビ
口がすべって
Mr.Children/口がすべって 作詞:桜井和寿
君を怒らせた
でもいつの間にやら
また笑って暮らしてる
分かったろう
Mr.Children/口がすべって 作詞:桜井和寿
僕らは許し合う力も
持って産まれてるよ
ひとまず
Mr.Children/口がすべって 作詞:桜井和寿
そういうことにしておこう
それが人間の良いとこ
アウトロ(56sec)

あとがき
1945年の終戦から70年が経った2015年。『Mr.Children TOUR 2015 REFLECTION』でページ冒頭にある桜井さんのMCに続いて披露されました。いつものライブとは違った雰囲気が流れ、固唾を呑んで聴き入ってしまいますがアウトロでは自然に笑顔になるような最高のアレンジで楽しませてくれます!
『半世紀へのエントランス』の「タガタメ」しかり、Mr.Childrenがメッセージ性の強い曲を演奏するときのインパクトは凄いなとつくづく実感します。