東宝系映画『私は貝になりたい』主題歌となったミスチル初の配信限定シングル。マーチ風のドラミングを敷きながらクライマックスへ向かうドラマティックな展開は、“さよならは出会いのはじまり”という詞世界のごとく、切なくも希望にあふれたものとなっている。

花の匂い [5:10]

シングル1st 配信限定
発売日2008年11月1日
アルバムSUPERMARKET FANTASY
発売日2008年12月10日
曲順14/14
作詞・作曲桜井和寿
編曲小林武史&Mr.Children
Mr.Children 2005-2010
桜井和寿

自分たちの家族が見えるところに生まれ変わりたいと思うだろうし、少なくとも僕はそうだと思ったので、そういう歌にしようと。

感想・コメント

FATHER&
MOTHER

ただただ涙が止まらない…

FATHER&
MOTHER

2021年『音楽の日』のオープニングでのこの曲は、歴史に残るものだった。

FATHER&
MOTHER

MVにエリゲロンの花を使うのがすごい。花言葉は“遠くから見守ります”

一番

イントロ(5sec)

Aメロ

届けたい 届けたい
届くはずのない声だとしても
あなたに届けたい

Mr.Children/花の匂い 作詞:桜井和寿

「ありがとう」「さよなら」
言葉では言い尽くせないけど
この胸に溢れてる

Mr.Children/花の匂い 作詞:桜井和寿

サビ


花の匂いに導かれて
淡い木漏れ日に手を伸ばしたら

Mr.Children/花の匂い 作詞:桜井和寿


その温もりにあなたが手を繋いでいて
くれているような気がした

Mr.Children/花の匂い 作詞:桜井和寿
花の匂い Tour 2009 ~終末のコンフィデンスソングス~
Tour 2009 ~終末のコンフィデンスソングス~

二番

桜井和寿

父親が亡くなったっていうのもあったんで、それがこう……いい具合に命の尊さみたいなもの、あとは死んでもなお誰かの心の中で生き続ける命っていうのを乗せられた。

Aメロ

信じたい 信じたい
人の心にあるあたたかな
奇跡を信じたい

Mr.Children/花の匂い 作詞:桜井和寿

信じたい 信じたい
誰の命もまた誰かを輝かす為の光

Mr.Children/花の匂い 作詞:桜井和寿

サビ


“永遠のさよなら”をしても
あなたの呼吸が私には聞こえてる

Mr.Children/花の匂い 作詞:桜井和寿


別の姿で 同じ微笑で
あなたはきっとまた会いに来てくれる

Mr.Children/花の匂い 作詞:桜井和寿

<間奏>(7sec)

花の匂い Tour 2009 ~終末のコンフィデンスソングス~
Tour 2009 ~終末のコンフィデンスソングス~

三番

Cメロ

どんな悲劇に埋もれた場所にでも
幸せの種は必ず植わってる

Mr.Children/花の匂い 作詞:桜井和寿

こぼれ落ちた涙が
如雨露一杯になったら
その種に水を撒こう

Mr.Children/花の匂い 作詞:桜井和寿

サビ

人恋しさをメロディーにした
口笛を風が運んでいったら

Mr.Children/花の匂い 作詞:桜井和寿

遠いどこかで
あなたがその目を細めて聞いている

Mr.Children/花の匂い 作詞:桜井和寿

大サビ


“本当のさよなら”をしても
温かい呼吸が私には聞こえてる

Mr.Children/花の匂い 作詞:桜井和寿


別の姿で 同じ愛眼差しで
あなたはきっとまた会いに来てくれる

Mr.Children/花の匂い 作詞:桜井和寿

アウトロ(97sec)

桜井和寿

この曲のエンディングがすごくいいなぁ思って。それがこのアルバムのエンディングにもふさわしいなと思ったので、最後の曲にしました。

あとがき

「花の匂いに導かれて―――ような気がした」ここで浮かんでくる情景が美しすぎてもう泣けます。

震災から10年後の2021年3月11日。宮城県石巻市復興のシンボル「White Deer (Oshika) 」の前で、櫻井和寿・小林武史の二人によって演奏されました。2番のサビが終わり、午後2時46分。サイレンが鳴り、黙とう。そして、Cメロへ。祈りが込められた素晴らしい演奏でした。

震災が起こる前の2008年に作られた曲にもかかわらず、いま人々を励ます歌になっていることに、音楽の不思議な力を感じます。

LIVE映像作品

桜井和寿

「信じたい 信じたい 誰の命もまた誰かを輝かす為の光」
『私は貝になりたい』を観ることでそんな命の尊さにふれてもらえたらいいなぁ。

MUSIC VIDEO

NEXT

『SENSE』ジャケット
『SENSE』~16thアルバム~

一切の先入観なく音を受けとめて欲しい。コンセプトは「Mr.Children が Mr.Children を超えること」切実に音楽と向き合い続け、持てる情熱のすべてを叩き込んだという。

Read more