サイケな雰囲気を持つミディアム・ロック・チューン。アコギのカッティングとドラムによる不穏なイントロから、“もう いいでしょう!?”と桜井の絞り出すような歌声で曲の雰囲気を一気に決定づける。“ I ”に向けて放つ自嘲的な内容の歌詞が印象的。

 I  [4:09]

アルバムSENSE
発売日2010年12月1日
曲順 1/12
作詞・作曲桜井和寿
編曲小林武史&Mr.Children

桜井和寿

自我の崩壊がここまで来たか!っていうのは良くも悪くも凄く思います(笑)

感想・コメント

FATHER&
MOTHER

一曲目からひどく心にくるフレーズの連発で思わず直感でかっこいいと思ってしまった。

FATHER&
MOTHER

「死にたい」という言葉を「一発芸」に置き換えられる桜井さんのセンスがたまらなく好き。

FATHER&
MOTHER

『深海』の頃のようなダークさがあって好き。

一番

イントロ(22sec)

Aメロ

もう いいでしょう!?
これで終わりにしよう
ねぇ どうでしょう!?
君だってそう思うでしょ!?

Mr.Children/ I 作詞:桜井和寿

この命さえも無意味だと思う日があるけど
(Simple)

Bメロ

散々 好き勝手生きてきて
まだ何を欲しがってるんだい?
天国ヘブンかい?

Mr.Children/ I 作詞:桜井和寿

天国と地獄しかない時代で
地団駄踏んで縮かんだ手をねじ込んだ
ロックンロールは生きている

サビ

こんな風に日々は
続いてくのでしょう
処方された薬にすがりつく「 I 」

Mr.Children/ I 作詞:桜井和寿

「誰も悪くないの」とか
言い出すんでしょ!?
自分を責めるふりして
許しを請え Ah

Mr.Children/ I 作詞:桜井和寿

今日は我慢出来ても
また手を出してしまうだろう
addiction

I TOUR 2011 “SENSE”
TOUR 2011 “SENSE”

二番

Aメロ

イメージは
ドロップアウトした世界
さぁ どうでしょう!?
誰も見ない ワンマンショー

Mr.Children/ I 作詞:桜井和寿

迷いも苦しみもない世界へと
(UFO)

Bメロ

泣いて傷ついたふりして
気を引いてみようかなぁ Ah

Mr.Children/ I 作詞:桜井和寿

あなたの溜め息で 世界が曇るはずないのに
(Bird Cage)

愛されたいと泣いていたんだろう
(終わりなき旅)

サビ

そんな風に自分を
甘やかすのでしょう
支持してくれるスポンサーかんむり
媚を売る「 I 」

Mr.Children/ I 作詞:桜井和寿

挙句には「死にたい」とか
言い出すんでしょう!?
思いどおりいかないときの
一発芸 どう?

Mr.Children/ I 作詞:桜井和寿

今じゃ死にゆくことにさえ憧れるのさ
(深海)

<間奏>(31sec)

I TOUR 2011 “SENSE”
TOUR 2011 “SENSE”

三番

Cメロ

散々 周りを振り回して
結局 何をしたいんだか
自分にもさっぱり分からないんだ

Mr.Children/ I 作詞:桜井和寿

生きてる理由なんてない
だけど死にたくもない
こうして今日をやり過ごしてる
(未来)

大サビ

こんな風に日々は
続いてくのでしょう
奪いも捨てもせず
命を燃やそうか

Mr.Children/ I 作詞:桜井和寿

自分が一番可愛い?
ほら当たってるでしょう!?

でもそれを責めたり
誰ができるの?

Mr.Children/ I 作詞:桜井和寿

失くす物など何もない
とは言え我が身は可愛くて
(深海)

アウトロ(30sec)

I STADIUM TOUR 2011 SENSE -in the field-
STADIUM TOUR 2011 SENSE -in the field-

あとがき

この病み具合は『深海』の頃の桜井さんが戻ってきたのを感じます。衝撃的な始まりは『SOUNDTRACKS』で『DANCING SHOES』を聴いたときの感覚に近いです。それにしても、“ I ” とは一体、何だろう。単に「私」という意味?それとも愛やあい?歌詞に「ー」が多いのも作為的なのか...

『Mr.Children TOUR 2011 “SENSE”』では「Dive」→「シーラカンス~深海」→「I」の流れで演奏されました。海上に飛び上がる鯨のジャケットと合わせて【深海からの脱出Out of Deep Sea】を示唆しているのでしょうか。

自暴自棄になるほど
分別をなくしちゃいないけど

Mr.Children/Forever 作詞:桜井和寿

LIVE映像作品

LIVE映像

『 Mr.Children Tour 2011 SENSE 』

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