映画『Mr.Chirdlen/Split The Difference』エンディング・テーマ。ピアノを基調とした穏やかなサウンドにのせて、終わった恋を悲しくもどこか温かく振り返るミッド・バラード。“Forever” に対して日本語で韻を踏む詞が秀逸。
Forever [4:50]
アルバム | SENSE |
発売日 | 2010年12月1日 |
曲順 | 12/12 |
作詞・作曲 | 桜井和寿 |
編曲 | 小林武史&Mr.Children |
感想・コメント

MOTHER
韻の踏み方が神がかってる。

MOTHER
この曲を聴きたくて何度も何度も映画館に通いました(笑)

MOTHER
時計の針が動く音もちゃんと12と6を軸に時計回りに聞こえる。

MOTHER
永遠ってなんだろう?この曲を聴くといつも考えさせられます。

MOTHER
アルバムのエンディング感でいえばミスチル史上最強の一曲だと思います!
一番
- “forever”:永遠。
イントロ(14sec)
Aメロ
ひんやりとした空気が今
Mr.Children/Forever 作詞:桜井和寿
この胸を通り過ぎた
どんより僕はソファーの上
アザラシと化してグダグダ
春の風がカーテンを揺らし
思い惑う胸をくすぐるように風が流れていく
(ハル)
Bメロ
自暴自棄になるほど
Mr.Children/Forever 作詞:桜井和寿
分別をなくしちゃいないけど
挙句には「死にたい」とか言い出すんでしょう⁉
( I )
- “SENSE” には “分別” という意味もある。
(例) a man of sense. = 分別のある人。
サビ①
Forever Forever
Mr.Children/Forever 作詞:桜井和寿
そんな甘いフレーズに
少し酔ってたんだよ
もういいや もういいや
Mr.Children/Forever 作詞:桜井和寿
付け足しても
取り消すと言っても
もう受け付けないんなら
話し合ったって何一つ分かり合えないけど
終わりにするって答えだけは同じ
(Bird Cage)
ごめんねとつぶやいても もうどうなる訳でもなく
(ゆりかごのある丘から)
二番
Aメロ
なんだか僕ら似通ってたんだ
Mr.Children/Forever 作詞:桜井和寿
ちょっぴりそんな気がした
本当はお互い頑張ってた
近づきたくて真似た
僕らは似ているのかなぁ?
それとも似てきたのかなぁ?
(しるし)
Bメロ
きっと嘘なんてない
Mr.Children/Forever 作詞:桜井和寿
だけど正直でもないんだろう
愛という 素敵な嘘で騙してほしい
(NOT FOUND)
変わらぬ愛と信じきっていた二人
(ありふれたLove Story ~男女問題はいつも面倒だ~)
サビ②
ともすれば ともすれば
Mr.Children/Forever 作詞:桜井和寿
人は自分をどうにだって
変えていけんだよ
そういえば そういえば
Mr.Children/Forever 作詞:桜井和寿
「君の好きな僕」を演じるのは
もう演技じゃないから
僕は僕でしかない
いくつになっても変われなくて
(Birthday)
君には従順を僕には優しさを
互いに演じさせて疲れてしまうけど
(and I love you)
<間奏>(47sec)
携帯電話の番号ボタンが押される音。懐中時計の秒針が回る音。ラジオのノイズ。後悔と嘆きのシャウト。何かを讃える拍手と指笛。
- 『Prelude』のイントロによく似ている。
三番
Cメロ
どうすれば どうすれば
Mr.Children/Forever 作詞:桜井和寿
君のいない景色を
当たり前と思えんだろう
引き返しちゃいけないよね
進もう 君のいない道の上へ
(くるみ)
いつの日か笑えるように
(ロザリータ)
大サビ
Forever Forever
Mr.Children/Forever 作詞:桜井和寿
そんな甘いフレーズを
まだ信じていたいんだよ
そう言えば 今思えば
Mr.Children/Forever 作詞:桜井和寿
僕らの周りにいくつもの
愛がいつもあったよ
アウトロ(21sec)
Forever Forever
Mr.Children/Forever 作詞:桜井和寿
あとがき
他人 を変えることはできないけど、自分はどうにだって変えていくことできる。『Forever』 には永遠でないものを嘆いたり過去にとらわれたりせず、前向きに生きていこうというメッセージが込められていると感じました。
間奏で聞こえるのは時代の流れによって「変わっていったモノ」の音でしょうか。このアルバムが発売された今から約10年前はスマートフォンが普及し始めた時期です。今では当たり前に持っているスマホも当時はまだ持っている人のほうが少数で、携帯電話が主流でした。
電話をかけるときに聞いていた懐かしい音から始まるこの間奏は、時間と共に「変わっていった二人の愛」の比喩となっています。美しすぎるイントロ、韻が踏まれた心地よい歌詞、遊び心のある間奏。この曲を好きだという気持ちは変わりません!