『Sign』～残された時間が僕らにはあるから～

“イントロ・フレーズの名手”小林武史のピアノが奏でる冒頭のフレーズが切なさたっぷり。プロデューサーも含め、バンドとしての一体感を強く感じさせる曲だけに、2004年レコード大賞受賞も納得。

届いてくれるといいな
君の分かんないところで
僕も今奏でてるよ

Mr.Children／Sign　作詞：桜井和寿

育たないで萎れてた
新芽みたいな音符おもいを
二つ重ねて鳴らすハーモニー

Mr.Children／Sign　作詞：桜井和寿

「ありがとう」と「ごめんね」を
繰り返して僕ら
人恋しさを積み木みたいに乗せてゆく

Mr.Children／Sign　作詞：桜井和寿

ありふれた時間が愛しく思えたら
それは “愛の仕業"と 小さく笑った
君が見せる仕草
僕に向けられてるサイン

Mr.Children／Sign　作詞：桜井和寿

もう 何ひとつ見落とさない
そんなことを考えている

Mr.Children／Sign　作詞：桜井和寿

たまに無頓着な言葉で汚し合って
互いの未熟さに嫌気がさす

Mr.Children／Sign　作詞：桜井和寿

でもいつかは裸になり
甘い体温に触れて
優しさを見せつけ合う

Mr.Children／Sign　作詞：桜井和寿

似てるけどどこか違う
だけど同じ匂い
身体でも心でもなく愛している

Mr.Children／Sign　作詞：桜井和寿

僅かだって明かりが心に灯るなら
大切にしなきゃ と僕らは誓った
めぐり逢った
すべてのものから送られるサイン

Mr.Children／Sign　作詞：桜井和寿

もう 何ひとつ見逃さない
そうやって暮らしてゆこう

Mr.Children／Sign　作詞：桜井和寿

緑道の木漏れ日が君に当たって揺れる
時間の美しさと残酷さを知る

Mr.Children／Sign　作詞：桜井和寿

残された時間が僕らにはあるから
大切にしなきゃと 小さく笑った
君が見せる仕草
僕を強くさせるサイン

Mr.Children／Sign　作詞：桜井和寿

もう 何ひとつ見落とさない
そうやって暮らしてゆこう

Mr.Children／Sign　作詞：桜井和寿

そんなことを考えている

Mr.Children／Sign　作詞：桜井和寿

最後の「そんなことを考えている」のところが優しい歌い方で好きです。歌詞の“考えてる・考えてない”で分けてみました。

1999年、夏、沖縄：「平和とは自由とは何か 国家とは家族とは何か／柄にもなく考えたりもしています」
HANABI：「考えすぎで言葉に詰まる／自分の不器用さが嫌い」
口がすべって：「服着た犬は鏡の前／何を思うのだろうか？／ここ2、3日は／そんなことを考えている」
365日：「そんなこと考えてたら／遠い空の綿菓子が／ふわっと僕らの街に／剥がれて落ちた」
ヒカリノアトリエ：「「一体何の意味がある？」／つい 損か得かで考えてる」
君の事以外は何も考えられない：「君の事以外は何も考えられない」

タガタメ：「手をつないで 犬も連れて／何も考えないで行こう」
ハル：「誰のために生きているのかなんて／考える気もしなくなる」
Prelude：「深く考えないことが切符代わりだ」
足音 ～Be Strong：「あてもなく隣の町まで／何も考えずしばらく歩いて」
himawari：「考えてる風でいて／実はそんなに／深く考えていやしないこと」
others：「何が起こったの？／しばらく何も考えたくない」