アルバム『HOME』のオープニングにふさわしいアップ・テンポのポップ・チューン。“鏡の中の湿っぽい自分”に畳み掛ける叱咤激励の言葉に、ゴージャスなホーンが辛味を添える。「wake me up」のリフに重なるSalyuのコーラスもソウルフル。

Wake me up! [5:52]

アルバムHOME
発売日2007年3月14日
曲順2/14
作詞・作曲桜井和寿
編曲小林武史&Mr.Children
『HOME』ジャケット
桜井和寿

何かが始まるような、その予感を感じさせる曲なので一曲目がいいなって。あと僕がダビングして重ねているんですけど、エンディングのコーラスがすごく好きです。

感想・コメント

FATHER&
MOTHER

朝起きて少し気怠いなと思ったら絶対聴く曲です。

FATHER&
MOTHER

地球の回る音がじわじわってのがおもしろいよね。

FATHER&
MOTHER

元気が湧き出ます!

一番

桜井和寿

凄くカウンターなポップアルバムができたなと思っていて。それはやっぱりラジオとかから流れてくるロック的なものが、凄く嘘くさく聴こえてきたからなんですよね。

イントロ(37sec)

Aメロ

水平線がおひさまとキスしながら
一日の始まりを讃える
僕は大きく背伸びをしながら
あくびなんかしてそれに答える

Mr.Children/Wake me up! 作詞:桜井和寿

Bメロ

耳を澄ましたら
ほら聞こえてきそうだよ
ジワジワって地球が回る音
まるでイントロみたいに

Mr.Children/Wake me up! 作詞:桜井和寿

サビ

Wake me up!
今日こそ
吐き気をもよおしそうな
鏡の中の湿っぽい顔した
自分に手を振るよ

Mr.Children/Wake me up! 作詞:桜井和寿

凹んではひねくれていた
昨日も連れて行こう
この目の前にある恐ろしくて
それでいて優しい海原を
僕は泳いでく

Mr.Children/Wake me up! 作詞:桜井和寿

Wake me up! "HOME"TOUR 2007 ~in the field~
"HOME"TOUR 2007 ~in the field~

二番

桜井和寿

不景気で、環境にも社会に全体にも何か死のムードが漂ってような時に、それでもロック的なものをロックの形式にのとってやるのが凄くうそくさくて。

Aメロ

表彰台に登った記憶なんかない
それで何不自由なく暮らしてきた
ひょっとしたら
「あきらめろ」って僕は
僕自身を説得してきたのかも

Mr.Children/Wake me up! 作詞:桜井和寿

Bメロ

自分らしくある事
そこに甘えずに
生きていたい
でもそのための一歩が
踏み出せずにいるんだ

Mr.Children/Wake me up! 作詞:桜井和寿

サビ

Wake me up!
祈るように
ありきたりの日々を
自分自身にかけた
催眠術を解いて
目を開こう

Mr.Children/Wake me up! 作詞:桜井和寿

「心の闇」だなんだって
時代の所為にしてきたろう?
この街中にある
満ち足りていて
でも空虚な砂漠を
君と歩いてく

Mr.Children/Wake me up! 作詞:桜井和寿

間奏(33sec)

Wake me up! "HOME"TOUR 2007 ~in the field~
"HOME"TOUR 2007 ~in the field~

三番

桜井和寿

だから、ささやかな日常を凄く大切にしながら、何てことのない音楽を鳴らして行くことのほうがよっぽどロック的だなと思ってました。本当の意味でのロックというか。

Cメロ

明日になる前に
今日が終わる前に
見出せるかな
産まれては消える命の意味を

Mr.Children/Wake me up! 作詞:桜井和寿

大サビ

Wake me up!
行こうよ
吐き気をもよおしそうな
鏡の中の湿っぽい顔した人よ
またいつか会おう

Mr.Children/Wake me up! 作詞:桜井和寿

凹んではひねくれていた
昨日も連れて行こう
この目の前にある恐ろしくて
それでいて優しい海原を
僕は泳いでく
君と泳いでく

Mr.Children/Wake me up! 作詞:桜井和寿

革命は起きない
ありきたりの日々を
祈るように生きよう

Mr.Children/Wake me up! 作詞:桜井和寿

Wake me up
Wake me up

Mr.Children/Wake me up! 作詞:桜井和寿

アウトロ(24sec)

あとがき

「私を起こして!」というタイトルのとおり、爽やかな朝をイメージさせるメロディです。アルバムのスタートにぴったり。イントロのリズムに合わせて身体を動かしたくなります。「水平線がおひさまとキスしながら一日の始まりを讃える」 この冒頭の歌詞も可愛くていいですよね。“Wake me up”は「私を目覚めさせる(気づかせる)」のほかに、比喩的に「現実を見つめさせる」のニュアンスでも使われます。夢から覚めて、“ありきたりの日々(現実)”と向き合おうというダブルミーニングでしょうか。

『Mr.Children"HOME"TOUR 2007 ~in the field~』ではアンコール一曲目に演奏されました。DVDケースにはカメの甲羅をつけたウサギが描かれています。足は速いけど油断してしまうウサギではなく、足は遅いが着実にまっすぐ進むカメでもない。このイラストのメッセージは何でしょうね。メニュー画面はそのウサギカメ?が乗った表彰台になっています。2番のAメロ「表彰台に登った記憶なんかない それで何不自由なく暮らしてきた」からインスパイアされているようです。

朝が来て日常が 僕らを叩き起こし
逃げるようにベッドから這い出る

Mr.Children/Another Story 作詞:桜井和寿

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