「四次元Four Dimensions」に続き、約1年ぶりに発表のシングル。爽快な疾走感とシンプルなギター・リフを軸とした、生々しくもポップなロック・チューン。何かとしんどい世の中だけど、「箒星」みたいな希望の光を見つけよう、とメッセージする歌詞や、ナチュラルに心が開いていくようなメロディが素晴らしい。

箒星 [5:12]

シングル28th
発売日2006年7月5日
アルバムHOME
発売日2007年3月14日
曲順4/14
作詞・作曲桜井和寿
編曲小林武史&Mr.Children
『HOME』ジャケット
桜井和寿

Mr.Childrenってどうしても、迷い・葛藤・混沌・暗闇の中からどうやって光を目指していくかっていう、そういう快感に向かってた気がするんだけど、そうじゃなくてもうハナっから空を飛んでるっていうようなことを一回やってみたいなあと思っての“箒星”だったんです。

感想・コメント

FATHER&
MOTHER

気分が暗ければ暗いほど、この曲の歌詞は輝いて見える。

FATHER&
MOTHER

自分の魅力を見つけ出すための勇気をくれる曲。

FATHER&
MOTHER

涙を箒星に例える天才。

一番

イントロ(22sec)

Aメロ

寝れない日が続いて
かすれた僕の声が
はしゃいでる
君の気持ちを曇らせた

Mr.Children/箒星 作詞:桜井和寿

「別にそれほど疲れていやしない」
なるたけ優しい言葉
慌てて探してみる

Mr.Children/箒星 作詞:桜井和寿

Bメロ

君は知ってんだろう?
僕の大風呂敷を
今 そいつで未来を盗むから
さぁ手伝って

Mr.Children/箒星 作詞:桜井和寿

サビ

古い遊園地の観覧車から
見慣れた街見下ろし
ほら 今日までの僕らに
小さくエールでも贈ろうか

Mr.Children/箒星 作詞:桜井和寿

目を瞑っても消えない光
君の心に見付けた
すぅーっと 優しく淡く弧を描いて
頬を撫でてく「箒星」

Mr.Children/箒星 作詞:桜井和寿

箒星 ap bank fes '06
ap bank fes '06

二番

Aメロ

教えない
知り過ぎてるから教えない
口に出すと悲しみは
次の悲しみを生むだろう

Mr.Children/箒星 作詞:桜井和寿

知りたい
それでもまだまだ知りたい
積まれた理屈を越えて
その退屈を越えて

Mr.Children/箒星 作詞:桜井和寿

Bメロ

最近ストレッチを
怠ってるからかなぁ?
上手く開けないんだ、心が。
ぎこちなくて

Mr.Children/箒星 作詞:桜井和寿

サビ

でもね僕らは未来の担い手
人の形した光
暗闇とじゃれ合っては
眩しく煌めく「箒星」

Mr.Children/箒星 作詞:桜井和寿

心配事ばっかり見付けないで
慌てないで探してこう
いつか必ず叶うって決め込んで
路頭に迷った祈り

Mr.Children/箒星 作詞:桜井和寿

間奏(35sec)

箒星 “HOME” TOUR 2007
“HOME” TOUR 2007

三番

大サビ

目を瞑っても消えない光
夜空に託した祈り
今日もどこかで光ってる
誰の目にも触れない場所で

Mr.Children/箒星 作詞:桜井和寿

悪いとこばっかり見付けないで
僕ら一緒に探そう
ずっと 優しく淡く弧を描いて
夜を撫でてく「箒星」

Mr.Children/箒星 作詞:桜井和寿

光り続ける「箒星」

Mr.Children/箒星 作詞:桜井和寿

アウトロ(42sec)

箒星 誰も得しないラジオ(仮) Special
誰も得しないラジオ(仮) Special

あとがき

「すぅーっと 優しく淡く弧を描いて 頬を撫でてく「箒星」」= “涙” でしょうか? 歌詞中の“箒星”の意味がひとつではないのが面白いです。ちなみに歌詞中で二人が乗っている“観覧車”も弧を描いています。二番の「積まれた理屈を越えて その退屈を越えて」と「最近ストレッチを 怠ってるからかなぁ?」は、ストレッチを“屈伸”と読み替えてみると “屈”の字でさりげなく掛かってます。前曲「彩り」も回文で有名ですが『HOME』収録曲は全体的に工夫が凝られていて遊び心に溢れています。

2021年12月24日にYouTubeで1週間限定公開された「誰も得しないラジオ(仮)Special」では「Drawing」「君が好き」とともに披露されました。コロナ禍でSOUNDTRACKSツアーが中止となり、Mr.Childrenの演奏姿を待ち望んでいるファンへの素敵なプレゼントでした。

LIVE映像作品

桜井和寿

音楽が送り手から個人の聴き手へと配信されるのではなくて、一緒に歌えるような、かつての歌謡曲のような。

MUSIC VIDEO

桜井和寿

人は誰でも、光り輝くことができる。

NEXT

『HOME』ジャケット
『Another Story』~君と生きる毎日がなんだかんだ言って嬉しい~

大切な人とのすれ違いは、きっと誰でも経験したことがあるはず。切ないメロディに乗せて、わがままも反省もひっくるめた素直な気持ちを歌う、もうひとつの物語。ハッピーエンドに向かいそうな結末を、間奏のサックスが盛り上げる。

Read more