当時の日本の状態に対する社会批判的な内容で『深海』の路線と地続きといえる。「タイムマシーンに乗って」に勝るとも劣らないの痛烈な社会批判が並ぶナンバー。「傘の下」とは「在日米軍の傘下」という意味。

傘の下の君に告ぐ [3:21]

アルバムBOLERO
発売日1997年3月5日
曲順7/12
作詞・作曲桜井和寿
編曲小林武史&Mr.Children
『BOLERO』ジャケット
桜井和寿

「うわー!」とか言われても、単純に喜べないんです。「あ、ここに乗せられないようにしなきゃ!」っていう気持ちが逆に働くので。

感想・コメント

FATHER&
MOTHER

愛さえも手に入る自動販売機さ!表現力凄いなぁ

FATHER&
MOTHER

前奏のポップっぽいのになんか冷たくてオシャレな感じ気持ちいい。

FATHER&
MOTHER

ここで歌われている状況は変わっていないかむしろ深刻になっている感はある。まさに今聴いて欲しい

一番

イントロ(20sec)

Aメロ

限りなく理想に近い様に見える
この文明は日進月歩
凌ぎを削って企業は先を競う

Mr.Children/傘の下の君に告ぐ 作詞:桜井和寿

一般市民よ平凡な大衆よ
さぁコマーシャルに
酔って踊ってくれ…

Mr.Children/傘の下の君に告ぐ 作詞:桜井和寿

サビ

あっぱれ ヒットパレード
うわっぱりのオンパレード
慰霊の歌を贈ろう

Mr.Children/傘の下の君に告ぐ 作詞:桜井和寿

資本主義にのっとり
心をほっぽり
虚栄の我が日本です

Mr.Children/傘の下の君に告ぐ 作詞:桜井和寿
傘の下の君に告ぐ regress or progress '96~'97
regress or progress '96~'97

二番

Aメロ

数字次第でスポンサーは動き
古き良き時代を消去
時代錯誤だって寅次郎は謳う

Mr.Children/傘の下の君に告ぐ 作詞:桜井和寿

人生って奴が何たるかを
愛情って奴が何たるかを

Mr.Children/傘の下の君に告ぐ 作詞:桜井和寿

サビ

遠からず 近からず
声からす 旅がらす
見栄を切ってちょうだい

Mr.Children/傘の下の君に告ぐ 作詞:桜井和寿

微笑みのその裏で
血と汗を流すから
生命の息吹 感じるんだ

Mr.Children/傘の下の君に告ぐ 作詞:桜井和寿
傘の下の君に告ぐ regress or progress '96~'97
regress or progress '96~'97

三番

Cメロ

愛さえも手に入る自動販売機さ
屈折した欲望が溢れる街
とことんやってくれ
僕を飲み込んでくれ

Mr.Children/傘の下の君に告ぐ 作詞:桜井和寿

でないとこんな歌
明日も作んだろう
夢も希望もありゃしないさ

Mr.Children/傘の下の君に告ぐ 作詞:桜井和寿

<間奏>(19sec)

大サビ

あっぱれ ヒットパレード
うわっぱりのオンパレード
憂いの歌は売れない

Mr.Children/傘の下の君に告ぐ 作詞:桜井和寿

がっぽり 儲けて
死ぬまで生きても
栄光なんて言えない

Mr.Children/傘の下の君に告ぐ 作詞:桜井和寿

資本主義にのっとり
心をほっぽり
虚栄の我が日本です

Mr.Children/傘の下の君に告ぐ 作詞:桜井和寿

Aメロ

絶え間なく啀み合ってみても
僕等は五十歩百歩
幸せ示す道標はない
いつの日にかその手で奪い取れ

Mr.Children/傘の下の君に告ぐ 作詞:桜井和寿

アウトロ(7sec)

あとがき

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